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夫が失明しかけてから早いもので2か月近く経ちます。
今のところ有難いことに順調に回復しているのですが
あの事故の日の事を振り返ると、今でもぞっとします。
「事故に遭って目を怪我した。
今救急車を待っているところで、これから病院に行くから。」
と夫から電話がかかってきた時、
- 怪我したのは片目?両目?
- もし全盲になった場合、私は果たして夫をサポートできるのだろうか?
- 折角買ったお家やけど売却して夫が生活しやすいバリアフリーのお家に引っ越さないと!
- 怪我の状況はどんな感じやろう?もしかして顔の一部が崩壊した?
といったことが私の頭の中をグルグルと回っていました。
夫にはとりあえず両目怪我したのか、片目を怪我したのかだけを聞いて電話を切り
その後は夫からの連絡待ちとなりました。
怪我したのは片目だけだと聞いて私は、
- 両目の怪我じゃなくてよかった!とりあえず家の売却はしなくていいか。
- この怪我って、住宅ローンの保険で少なくとも一部はカバーされるんかな?
- もし顔の一部が崩壊するほどの怪我をしていたとして、そこが元通りにならなかったら…。もう夫の可愛いお顔見ることはできなくなるのか。夫の写真をもっと撮っておけばよかった!
こんな事を考えていました。
夫と電話を切った後、
私はどうしていいか分からなかったので、とりあえず
『絶対に大丈夫!』
と呟きながら家の掃除を始めました。
その呟き続けた時間、約3時間です!
夫は痛みに耐えながら
自分の目がどういう状態なのかもよく分からず不安で、悲観的な事を考えてるやろうから
私はポジティブでいよう!と思い、
『絶対に回復するし、顔も元通りになる!』
という事を考えながら、ひたすら『絶対に大丈夫!』と呟き続けました。
最初は自分の気持ちを落ち着かせるために、自分に言い聞かせるって感じで
『絶対に大丈夫!』
って呟いていたのですが、何度も何度も呟いているうちに、不思議なもので
『絶対に大丈夫に決まってるやん!』
という気に段々なってきて、そうすると次は、
『大事に至らなくてよかった!ありがとうございます!』
って気持ちになってきたんです。
言葉のチカラってすごいなって実感した瞬間でした。
私がこんなことを思っていた一方、夫は運ばれた病院で
『失明してまうんかなぁ?
車の運転できなくなるんかなぁ?
そしたら仕事行けなくなるやん、どうしよう…。
もう、スノボにも行けなくなるやん(;´Д`)』
という事を考えていたらしいです。
今のところは視力も回復していて、車の運転もできるし、仕事にも行けるし
スノボもできる状態になったのですが、
お医者さんから白内障になる確率はほぼ100%と言われています。
しかも、早かったら40代で白内障になる可能性もあるらしいです。
40代の前半なのか?半ばなのか?後半なのか?とても気になりますし、
もし前半だとした場合、夫はあと数年で40代の仲間入りなんですけどね…。
どうなることやら。
でも、まぁ、大丈夫なんちゃうかな?って気がしています。
この根拠のない自信も3時間『絶対に大丈夫!』と唱え続けた効果かもしれません。
言葉のチカラは偉大ですよ☆