昔に比べればリスニング力が向上したとは言え、
たまに話を聞いてても頭の中が真っ白になって
”え?この人何言ってる?”ってなる時があります。
特に電話対応してる時にこの状況に陥る事が多いです。
そういう時は聞き返してもう一度言ってもらうのですが
それでも理解できない時があります。
そうなると、聞き返しても理解できない、
聞き返しすぎてもう聞き返す事すら申し訳なくなってくる、
どうしていいのか分からない…もう電話切ってしまおうか?
色んな感情が交じり合ってただ冷や汗を流すことになります。
この状況の打開策として自分なりにいくつか試してみたことがあるので、
シェアしてみたいと思います。
聞き取れた内容を要約して自分の言葉で聞き直す
相手の言ってる事が分からない時
みなさんは何回くらいまでなら相手に聞き返せますか?
自分が理解できるまで何度でも聞き返せる、という方もいらっしゃるでしょうし
2〜3回くらいまでしか聞き返せない、という方もいらっしゃると思います。
ちなみに私は2〜3回くらいまでしか聞き返せないタイプです。
聞き取れなかった時はまず、自分が聞き返せる限度の回数まで聞き直します。
私の場合だと2〜3回ですね。
その間に相手の用件に関係ありそうな単語を聞き取るよう頑張ってみます。
そしてその単語を元に相手の言ってる事を想像しつつ
(本当は想像するのはダメなんでしょうが、言ってる事が分からないので
想像するしか仕方がないと思っています。)
”こう言いたいのかな?”という内容を自分なりに要約して
自分から「〜ということを言ってるんですか?」と聞き直すんです。
すると私が間違った事を言っていれば、相手がもう一度言いたい事を言ってくれるし
私の要約が合っていれば、話が次に進みます。
例えば相手の言ってる事で聞き取れた単語がdeliver, tomorrow, orderだったとします。
この3つの単語から私が想像できる事と言えば
- 明日、注文した物が届く
- 明日、注文した物を届ける予定だったけど、届けられなくなった
- 明日◯◯を注文して欲しい
こんなところでしょうか。
そしたら、想像したものからどれか一つだけを選んで聞き直してみます。
「Are you going to deliver ◯◯ for me tomorrow?」
といった感じです。
もしそうなのであれば相手はyesと言った後に
その他に伝えたい事を言うでしょうし、もし違った場合は
「No. I was supposed to deliver ◯◯ to you, but I can't.」
とか何とか、大抵の場合もう一度伝えたい事を言ってくれます。
この方法は面と向かって話してる時でも電話対応の時でもどちらでも使えます。
面と向かって話してる時には、私の表情で私が理解できてないのが伝わるので
私が何度も聞き返す前に相手がゆっくり話し直すか、
簡単な単語を選んで言い直すか、身振り手振りを交えて話すとか
何かしら対応してもらえる事が多いですけどね。
でも電話対応だと私の声色だけでは私が
"英語を理解できていない”というのは伝わりません。
ですから自分から相手に確認の意味を込め質問し直して、内容を再確認します。
ちなみに、”多分聞き取れたかな?多分聞き取れたけどちょっと不安”
と思った時もこの方法を使えます。
例えばボスから急に「今日早めに来てくれへん?」と電話がかかってきたとしたら
「早めに出勤ですか?はーい。何時ですか?」とオウム返しします。
この場合も間違った事をオウム返ししたら、
言った事をまた繰り返し言ってくれるし
オウム返ししてた事が合ってたら、話が次に進みます。
職場の電話対応でよくやってたこと。
私の携帯に電話がかかってきた時は
「 I don't understand what you're talking about.
I would like you to talk to my husband.」
と言ってその場を乗り切り逃げる事もできますが
職場ではそうはいきません。
私のとても豊かな想像力を使っても相手の言ってる意味が分からない場合は
「I'm sorry, I have no idea what you're talking about.
My boss is not available right now. Do you mind calling him back?」
とか何かしら言って相手に電話をかけ直してもらうか
場合によっては相手の電話番号を聞いて、ボスに後からかけ直してもらってました。
伝言は基本的に受け付けません!
なぜなら、間違った内容をボスに伝言として伝える事にビビってたからです。
私はビジネス英語は学習してないので言い方がカジュアル過ぎたり
間違ってたりしてるかもしれませんが、
私が働いてたのがレストランやフードコートだったので
問題なくこの方法でいつも切り抜けていました。
それに電話の相手も私の英語を聞いた瞬間に
私がネイティブスピーカーじゃないのが分かるからかして
「そんな失礼な話し方!」みたいなことを言われた事もありません。
オフィスなどのもっとマナーや礼儀を求められる職場では
この方法は使えないかもしれませんね、すみません。
電話対応で分からなかった時に言わないようにしていた事
電波が悪過ぎて聞こえにくい、
周りがザワザワしてて騒がしいから聞き取りにくい、という時以外は
”聞こえにくいんです”というのを理由に聞き返すのは控えていました。
なぜなら、私はその人の言ってる英語が分からないので
静かであっても、大きな声で話してもらっても
100回同じ事を言ってもらっても
理解する事はきっとできないだろうな、と思ったからです。
それなら、正直に”すみません、おっしゃってる事が分かりません”
と言った方がお互いにいいかな、と思っていました。
分かったフリをして後からトラブルになる方が他の人に迷惑がかかります。
分からないときは分からないというのも勇気です。
”ゆっくり話してください”というのはたまにお願いしていました。
でも、こちらからゆっくり話すと
不思議と相手も私のゆっくりペースに合わせて話してくれる事が多いと気付いてからは
”ゆっくり話してください”とお願いする事はほぼなくなりました。
電話は身振り手振りを使ってコミュニケーションが取れないので
高いリスニング力が必要だなと実感しています。
あまりお勧めではないけど、使える方法
これは私ではなくて
一緒に働いてた子がよく使ってた方法ですが
「Sorry...My accent...」
自虐タイプの方でした。
この子の場合はリスニング力はあるんですが
訛がきつかったので相手に理解してもらうのに苦労してはったんです。
仲のいいお客さんとかによく
「You didn't understand what I said because of my accent...」
と言って笑いと同情を誘っていました。
こう開き直るのも一つの手段だな、と見てて思いました。
電話対応は昔から苦手です。
特に職場での電話対応は、慣れるまで本当に苦労していました。
なんで受話器を通すとあんなにも理解しにくくなるんですかね…。
電話をかけて来た相手にも訛がある場合は最悪です。
お互い理解できない、ということがよくありました。
でもやっぱり慣れるしかないのかな、と思います。
この記事が少しでもお役に立てたらなと思います。