そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

【11年前の私の英語力】初のアメリカで学んだ事

11年前のアメリカ旅行がきっかけで 英語の勉強を始めました。

今回はその時の事を書いてみたいと思います。

買い物の度に何を言われてるのか全く分からない

とにかく

「Hello. How are you?」

以外の事はほとんど分からず、毎日悪戦苦闘でした。

買い物に出かけると、

「Hi there! How are you?

%$@*%$☆△■◎?!:X$@"!!&%???」

とか何とか”こんにちは”以外の事を聞いて来はるんです。

何を言われてるのか全く分かりませんでした。

何を言われてるのか分からないのにYesともNoとも言えず

ただ硬直していました。

心の中では

”早くレジやってー!私はこの服が欲しいだけやねんから、それ以上聞かんといて!”

といつも思っていて

買い物に行く度にレジでのやり取りの事を考えると、

物欲も失せるくらいに憂鬱で仕方ありませんでした。

なんなら聞かれた「How are you?」に対して、

”私のご機嫌知る事ってそんなに重要?

そんなに気にもなってないんやろから、社交辞令でいちいち聞かんといてよー!”

とまで思い始める始末でした。

「How are you?」の後、実際何を聞かれてたのかと言うと

「Did you find everything OK?」

と言ってはったんだと思います。こっちの人たちはレジで聞いてきはります。

当時の私はただ”Yes”とだけ答えておけば良かったのに、

”ポイントカード持ってるか聞かれてる?”

”駐車券欲しいか聞かれてる?”(アメリカで駐車券のシステムがあるのか知りませんが…。)

”クーポン持ってるか聞かれてる?”

と、ものすごく真顔で全く見当違いの事を考えていました。

 

たった1杯のコーヒーを買うのも当時の私にとっては大仕事です。

「Coffee please.」

と注文するだけでは終りませんでした。

一発で分かってもらえればいい方で、

聞き返される事も結構ありました。

なんとかコーヒーを注文できたと思っても次に待ってるのは

大量の質問です。

「What size would you like?」

「Which one would you like?」

「Any room for cream?」

「Is that everything for you today?」

といった具合です。

”なんでこんなに質問に答えないとコーヒー買われへんの?

どれでも、どのサイズでもいいからカップにコーヒー注いでよ!”

と思っていました。

今思えば全然大した事聞かれてないし、欲しいサイズは伝えなあかんやろ!

って感じなんですけどね。

毎日買い物だけで莫大なエネルギーを費やしてましたが

日本とは全然違った雰囲気のアメリカにどんどん惹かれていきました。

友達からのアドバイスをきっかけに変わっていった私

心強い味方である友達と一緒だったとはいえ、

四六時中一緒にいられるわけではありませんでした。

買い物に行けば、彼女は彼女の見たいお店やコーナーがあるわけで、

ずっと付き添ってもらうわけにはいきません。

彼女は

とりあえず、大きい声でハッキリ話したらいいねん。

相手が聞き返してくるのは、あんたの英語が理解できへんっていうより

単に聞こえてへんだけって場合の事が多いから!

とだけ私にアドバイスをくれました。

とても素直だった私は彼女のアドバイスに従い

何か注文する時は大きな声でハッキリと言うようにしました。

そういうと大層に聞こえますが

「This one please.」

とか

「Thank you.」

くらいしか言ってません。

それでも、相手が分かってくれる様子が伺えると嬉しくなり

少しずつ英語を話すのが楽しくなってきました。

バンクーバーの空港で自分の英語が成長した事を実感

とうとう友達とお別れの日がやってきて、

私はバンクーバー経由で日本に帰国することになりました。

アメリカ滞在中、自分なりに頑張って英語を話したつもりでしたが

やっぱり友達にほとんど頼りっぱなしでしたので

あんまり自分の英語が上達したかは分かりませんでした。

話したと言っても単語を1つ2つ言ってただけですしね。

バンクーバーの空港で乗り継ぎの待ち時間に

”北米を去る前に自分の英語を試してみよう!”と思い立ちスタバに行ってみました。

もちろん、一人っきりです。

コーヒーを上手く注文できたので、調子に乗ってスコーンも買ってみました。

スコーンを指差してお得意の「This one please!」と言っただけですが。

特に必要はなかったんですが、コーヒーもスコーンも買えて上機嫌だったんで

紙袋まで貰ってみる事にしました。はい、長文に挑戦しました。

「Can I have a bag?」

5単語もありますから、当時の私にしては大分長文でした。

だからかどうか、一発では分かってもらえず2度目のチャレンジで

無事紙袋ゲットできました。

学生時代、結構な時間を費やして英語を勉強したはずだったのに

英語圏の国に行くとこんな有様だったんです。

自分の英語の低さにビックリしました。

でも、英語を話す楽しさにはまったんです。

とりあえず”英語圏に一人旅できるくらいの英語力は欲しい!”

と思うようになりました。

友達のアドバイスがなければ、

英語を話す事に楽しみを見出す事はなかったと思います。

私は友達にすごく感謝してるのに、

当の本人には

「えー??私、そんな事言ったっけ?」

と言われてしまいました…。人ってそんなもんなんですかね。

学んだ事:英語を話す時には大きな声で!