そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

【ややこしい単語】ネイティブスピーカーがよく使う単語”upset”

今回は、カナダに来てからよく聞くんだけど

馴染みがなかったので、意味を理解できるようになるのに苦労した単語upsetです。

ネイティブスピーカーがよく使う単語”upset”

意味:(~を)ひっくり返す、くつがえす、ダメにする、狂わす、心配させる

この単語の難しいところは、この和訳があまり役に立たないことだと思います。

状況から判断して、どういう意味でupsetが使われたのか判断する必要があります。

①Are you upset?/I'm upset.(感情を表す)

夫が私の小さなつぶらな目をよくからかうのですが、

その時に私が無言になったり夫を睨みつけると

「Sorry, are you upset?」

と言われることがあります。

これを辞書に載ってるupsetの和訳を使って直訳してみると

「ごめん、ひっくり返った(くつがえった?、ダメだった?狂わした?心配してる?)?」

というふうになるわけですが、これじゃ意味不明ですよね。

この場合だと、夫は「ごめん、怒ってる?」と私のご機嫌伺いをしていたのですが、

この時の私の表情によっては同じ「Sorry, are you upset?」でも

「ごめん、落ち込んだ?」という意味になったり、upsetという単語で

”どんな感情を指しているのか”が分からないので、ややこしいです。

もしこれを夫が「Sorry, are you upset?」の代わりに「Are you angry?」

と言ってくれれば、夫が私が怒っているのかどうか気にしてることが一発で分かるのにな、

なんて思います。

他にも、何か悲しい事が起きた時に

「I'm upset.」

と言ったりします。

 

私にとってこの単語を理解するのが難しかったのは、

angry=怒っている、のようにupset=〇〇と

何か、感情を表す単語を一つ当てはめて意味を覚えようとしていたからだと思います。

ところが、実際には怒り、不機嫌、悲しみ、など色んな感情を表すのに使われているので

どういう意味で使われているのかいまいち理解できず混乱していたというわけです。

ここでポイントになるのは、感情といっても負の感情、ネガティブな感情を表す時に

upsetが使われているという事です。

”それまでのハッピーな状況から一転して(ひっくり返って)負の感情に陥った”

時にupsetが使われています。

ただ、感情がひっくり返ると言っても、逆の場合は使われません。

友達が悲しくて泣いているところに、何か朗報が舞い込んできたとします。

そんな時には確かに”悲しい感情”から”嬉しい感情”にひっくり返ってはいるのですが

「Are you upset?」

とは言いません。

②My stomach is upset.(体調を表す)

お腹の調子が悪い時に

「My stomach is upset.」

と言ったり、

誰かが調子が悪そうな時に

「Are you upset?」

と言ったりします。

こちらも感情の時と同じく、負の状態に陥った時に使われています。

体調が良好な状態から悪い状態に陥った時にはI'm upset.といえますが、

調子が悪かった状態から、回復して健康になった時にI'm upset.とは言いません。

この場合はI got better.とかI feel better.と言います。

 

今でこそ私もupsetを会話の中で使うようになったし、

相手がどういう意味で使ってるのかも分かるようになりましたが

カナダに来た頃は本当に分からなくてupsetという言葉を聞く度に辞書で調べていました。

でも辞書だけじゃ十分理解できないことがあるんですよね。

それをこの単語upsetは私に教えてくれました。

やはり語学学習は難しいです。