夫と私が飼っていた犬はバイリンガルでした。
人にこういうと
「そんなわけないやん!」
と言われる時もあるのですが、私は絶対にバイリンガルだったと思っています。
私自身、毎日聞いているうちに覚えたフレーズや単語がたくさんありますが、
夫は私が犬に話しかけている日本語を聞いて日本語を少しだけですが学んでいました。
意識して聞いていなくても毎日聞いていればいつの間にか覚えられる
元々夫が飼っていた犬で、私が夫と結婚した時には犬はもう6歳でした。
夫は彼女(女の子の犬でした)に、毎日英語で話しかけていたので
彼女が理解できる言語は英語でした。
でもある日、
「もし日本語で話しかけたら日本語も分かるようになるのかな?」
という疑問がわいてきたので、日本語で話すようにしたら
私が日本語でいう事も分かるようになったんです!犬って本当に賢いです。
犬の日本語力>夫の日本語力
夫に
「この子、バイリンガルになった!日本語分かるねん!」
と興奮気味に報告したら、
「犬やねんから言語を理解してるんじゃなくて俺らの声色とかトーンを聞き分けてるんちゃう?」
という冷たい返事が返ってきました。
でも、例えば
おすわり、とsit
伏せ、とlay down
右に曲がって、とturn right
全然音の長さが違います。
英語で言っても日本語で言ってもちゃんと指示に従っていたので
私は彼女はバイリンガルだったと思っています。
ちょっと話が逸れましたが、
私は毎回ご飯の時間になると、まず伏せをさせてから日本語で10数えて
「どうぞ」
と言ってご飯をあげていました。
それを夫が毎日聞いていたので、夫もいつの間にか10まで数えられるようになっていました。
夫には全く日本語を覚える気がなかったのに、
それでも毎日聞いていると覚えられるもんなんですね。
毎日毎日、犬に日本語で色々と話しかけていたので、
いつの間にか夫よりも犬の方が日本語を理解できるようになっていました。
英語に毎日触れることって本当に大切
たまには”英語の勉強をする気になれない”って時もあると思います。
英語を見たくも聞きたくもないくらい勉強する気がない時もあれば
何となく気が乗らない、しんどくて勉強する気になれないなど、様々だと思います。
英語に触れたくないくらい勉強やる気がない時は別ですが、
なんとな~くやる気が出ないっていう程度のやる気がない時には
Podcastとか映画とかドラマとか何か聞き流すだけでも
何か得られるものがあると思います。
”よし!勉強しよう!”と思って聞くわけではなく、ただ聞き流すんです。
それだけでも、英語のイントネーション、発音、単語、フレーズ、何か一つくらい
覚えられたり得れる事があると思います。
英語に触れないと、やっぱり忘れてしまいます。
私は日本に帰国したら自分でもビックリするくらいのスピードで英語力が低下します。
私みたいなケースは稀かもしれませんが、でも英語は母国語ではないので忘れるのは簡単です。
逆に日本語は母国語なので、毎日話さなくても忘れることはないです。
(たまに単語が思い出せないくらいの事はありますが。)
ちなみに夫は、現在ほとんど日本語が分かりません。
10数えられるかどうかも怪しいところです。
犬が亡くなってしまって以来、私が家の中で日本語を話すことがなくなったので
夫の日本語力も低下したというわけです。
いつもいつも気合を入れて英語に向き合うのは大変です。
やる気がない時、疲れて勉強する気になれない時などは
英語をただ聞き流すだけでもいい勉強になりますよ。