そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

【英会話学習法】英会話の上達が早い≠英語のテストの点数が高い

私がそもそも英語(英会話)の勉強を始めたのはまだ日本にいた頃でした。

その時と、今とでは『英語学習』に対する取り組み方・感じ方が少し変わりました。

英会話の上達が早い人≠英語のテストの点数が高い人

知識がある≠英会話ができる、英会話ができる≠テストで高得点

私がカナダに来てから出会った英語学習者には大きく分けて2通りあります。

英語学習者全員がこの2つのうちのどちらかに当てはまる、というわけではないし

どちらがいい、悪い、という事を言いたいのではありません。

どちらにもいい面と悪い面があります。

でも、

「なんでテストでは高得点を取れているのに、会話はあまりできへんねんやろう?」

とか

「会話はそこそこできるのに、テストを受けると点数が悪いのは何でやろう?」

と思っていらっしゃる方に、『その理由』を見つけるヒントになればな、と思って

書かせていただきます。

 

①机上学習をしてとにかく英語の知識を増やすことに力を注いでいる人たち

②基本的に机上学習は苦手で、実際に話しながら『会話力』を上げていく人たち

 

①の方の特徴は、『英語で話す』となると恥ずかしがり屋さんで内向的。

完璧主義なところがあって『完璧に話せないのなら、話さない方がマシ』と思っていたり

『間違えるのが恥ずかしい』という気持ちがあって英語を話すことに消極的。

意地悪・失礼な表現になるのですが、

外国人の友達を作る事で英語を話す機会を作り英会話力を上げたいと思っているから

同じ国出身の友達は欲しくないと言っている割に、何らかの理由により

結局いつも一緒にいているのは同じ国出身の友達。

カナダに住んでいるのに、使う言語は母国語>英語。

でも、知識(文法や語彙、スペルなど)はすごくて、テストを受けると高得点!

話すのは不得意でもリスニングは得意な人は多くて、

スピーキング力以外はとても高い!

 

②の方の特徴は、話す言語が何であれ、基本話すことが好きなので

『英語を話す』ということに抵抗がなく

間違えようが、発音がおかしかろうが、そういうのが気にならず

とにかく英語を話す機会を作っていて

どこの国出身とか全然気にせず誰とでも友達になる人たち。

話す機会を多く作っているので、英会話の上達は比較的早め。

話せる(英語でコミュニケーションは取れる)けど、

スペルや文法などは曖昧でテストではあまりいい点数を取れない。

これまた意地悪・失礼な表現になるのですが

机上学習が苦手なので英会話学校の宿題をやってこなかったり、

やってきたとしても適当な事が多いのもこの人たちの特徴かと思います。

面白いな、と思ったのが

「英会話力を上げたい」と言っている割に

同じ国出身の友達を欲しがる人が結構多かったです。

理由は

「母国語で話せる友達がいると、英語の勉強に疲れた時にホッとする。」

からだそうです。

英語力を上げたいとは言え、四六時中第二言語である英語を話すのは

なかなかつらい時もあります。

そんな時に、母国語で話せる友達がいると慣れない海外生活での癒しになるそうです。

こちらのタイプの方はスピーキング力とリスニング力は高いけど

ライティング力とリーディング力は弱い方が多いように思います。

英会話力を上げたいのなら話すしかない

巷には色々な英語の教材が溢れていて

『1か月で英語がペラペラになる!』

という類の謳い文句の教材もたくさんありますが

私は個人的に、英会話力は実際に話さなければ向上しないと思っています。

知識がどれだけあっても知っている=話せるわけではないからです。

日本にいる方はなかなか『英会話』をすることは難しいかもしれませんが

シャドーイング(私には向いていなかった学習法ですが。)することで

「英語を話す練習」にはなると思います。

英語を話せるようになるためには、やっぱり実際に自分の口を動かすのが一番の近道です。

私自身の『英語学習』に対する取り組み方・感じ方の変化

日本にいてた時から今も変わっていないのが

『ネイティブスピーカー並の英語力をつける』

という目標です。

逆に一番変化したものは『英語学習に対する真剣さ』です。

日本にいてた時には自分なりに真剣に英語の勉強をしていたとはいえ

『一人旅を楽しみたい!』というのが英語を勉強し始めたきっかけだったので

所詮は、英語の勉強=趣味、みたいなものでした。

でもカナダに来てからは、英語=生活必需品、となったので

「私の趣味は英語の勉強をすることです♪」

なんて悠長な事を言っている場合ではなくなりました。

私の英語学習に対する真剣さが変わって以来

日本にいた時と今とでは勉強の仕方も少しずつ変化し

日本にいた時には会話の練習:机上学習=2:8くらいだったのですが、

今ではその比率が会話の練習:机上学習=9:1くらいになりました。

机上学習で学べることもたくさんあるのですが、

カナダで生活するようになってから

『知識があったって、話されへんかったら意味ないやん!』

と思う事が多くなったので会話の練習をたくさんするようになりました。

私の場合は配偶者が日本語を話せない人なので、

どうしても英語を上達させる必要があった+英語を話す練習をする機会が多かった

という事情もあり無意識のうちに机上学習よりも会話の練習の割合の方が多くなったとも言えます。

ちなみにですが、私はどちらかというと②の方なので、

英語のテストを受けたところでいい点数を取れる自信が全くありません。

たまに、

”今、カナダ生活を止めて日本で住む事にしたとしたら、私は日本でどんな職に就けるだろう?

英語力が武器になるかもしれないけど、英検受けても落ちるやろうし

(ちなみに英検は中学生の時に受けた3級止まりです(´▽`))

TOEICを受けたところで履歴書に書けるほどのいい点数は取られへんやろうな…”

といったことを考えることがあります。

”カナダでそれなりに生活できてるし、もう少し語彙力を上げる事と

発音を矯正するくらいの事をやっておけば十分かな?”

って思う瞬間も正直あるのですが、

『日本に帰る事』を考えるとそれではあかんなって思い直します。

人間には向き、不向きがあるので英語の勉強に関しても

自分が好きな(得意な)学習法ばかりを

無意識のうちにやってしまう傾向にあると思うのですが、

どのスキルも満遍なく上げていく必要がありますよね。

でも、自分に足りないものが分かれば、そこを集中してやればいいだけです!

まずは、自分に足りないもの探しから始めてみるのもいいかもしれません。