□はじめに□
早いもので東日本大震災からもう6年です。
誰にでも簡単に寄付ができる方法を一つ見つけました。
3.11で検索をすると、一人につき10円が寄付されるそうです。
よろしければぜひ、3.11で検索してみてください。
この地震で亡くなられた方のご冥福を申し上げますと共に、
被災者の方にはお見舞いを申し上げます。
一日も早い完全復興を願っています。
15年前に買った本を再読
昨年日本に帰った時に部屋の掃除をしていたら懐かしい本を見つけました。
買ったのは15年くらい前です。
当時、とても話題になった本だったので私も買ってみたのですが
その時には書かれていることがいまいち理解できず
なんであんなに話題になっていたのか、人々が絶賛していたのか、全然分かりませんでした。
登場人物は2匹のネズミと2人の小人です。
2匹と2人は「迷路」のなかに住み、「チーズ」を探します。 「チーズ」とは、私たちが人生で求めるもの、 つまり、仕事、家族、財産、健康、精神的な安定…等々の象徴。 「迷路」とは、チーズを追い求める場所、 つまり、会社、地域社会、家庭…等々の象徴です。 状況の急激な変化にいかに対応すべきかを説く、 深い内容がこめられているのです。
チーズはどこへ消えた?より引用
本には読むのに適切なタイミングがあるんだな、と実感
この本を買った時の私は、まだこの本を読むのが早かったんだと思います。
いまいち、この本が伝えたいことが私には伝わってきませんでした。
それまでの人生で『状況の急激な変化』に出くわしたことがなかったのも、
本の内容を理解できなかった理由だと思います。
でもあれから15年が経った今は、
本に書いていることがよく分かります。
いい本は、いつの時代でも『いい本』
音楽もそうですが、
本も、いい作品はどれだけ年月が流れても『いい本』なんだなと思いました。
どれを『いい本』だと思うかは、人それぞれ違ってくると思いますが
私にとってこの本はずっと手元に置いておきたい本です。
実は、昨年日本に帰る前からこの本の事を思い出して、気になっていたんです。
実家にあったのでカナダに持って帰ってきました。
15年前に読んだ時には内容が理解できなかったのに
急に思い出して読みたくなったという事は、きっと今の私に必要な本だったのだと思います。
こんな風に”読みたい!”と強烈に思ってる時に読むと、
内容の理解度がより深まるような気がします。
早速、新たな『チーズ』を探しに別の『迷路』に飛び込もうと思います。