そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

『ココア』が原因で夫婦喧嘩をした友達。でもその理由が深くて考えさせられる。

先日、夫が友達と長電話をしていました。

夫の友達が奥さんと夫婦喧嘩をしたらしく

長々と夫に喧嘩の原因や愚痴を言っていたようです。

夫は散々聞き役に徹した後に

「ココアくらいで喧嘩するなんて時間とエネルギーの無駄遣いや…」

と言っていましたが、 私は喧嘩の理由を聞いて

なかなか深いな、と思いました。

一度ルールを破ると、簡単にルールを破るようになってしまう。

値段的に『買える』か『買えない』かの問題ではない

喧嘩が勃発したのはスーパーだったそうで、 奥様が

「ココア飲みたいから買ってもいい?」

と聞いたところ、 夫の友達が

「買ってもいいけど、それやったらココアを買う代わりに何か買うのを諦めなあかんで。

毎回の買い物に設定金額があるの分かってるやろ?」

と言ったそうで、 喧嘩になったようです。

奥様の言い分は、  お仕事を頑張って疲れている自分に

高いものじゃないし、ささやかなご褒美としてココアを買いたい

ということだったのですが、

夫の友達の言い分は、

値段の問題じゃない、ルールを守るか、破るか、というのが問題だったようです。

最初夫から、

「あいつら、ココアを買うか、買わへんか、でスーパーで喧嘩して

1週間以上も冷戦状態らしい。」

と聞いた時には

「ココアくらいで?なんで?買ったらいいやん。」

と言ったのですが、 理由をよくよく聞くと

”確かに値段の問題じゃない。

一度ルールを破ると、 『ルールを破る癖』がついてしまって

次からも簡単にルールを破るようになってしまう”

と思いました。

ちなみにですが、 夫は友達に対して

「お前の言い分も分かるけど、お前の奥さんは

一般的な女性に比べたらほとんどモノを持ってへんし

高いものをねだってくるような人ちゃうんやから

ココアくらい買ってやれよ!

それにお前のライフスタイルを理解して、 一緒に時間を共有してくれるような人

なかなかおらんと思うで?

俺がお前やったらココア2杯買うわ!」

と言ったらしいです。

夫らしい回答だと思います。

『小さな幸せ』を大切にするか『ルールを守る』事を選ぶか?

私が友達の奥様の立場だったら

まず夫に

「ココア買っていい?」

なんて聞かないですし、

もし聞いたところで

「でも予算オーバーなるやん!」

などと言われた時には

自分のお小遣いでココアを買います。

私は『ルールを守る』ということも 大切だとは思いますが

『小さな幸せ』や 『欲求を満たして自分で自分を幸せな気持ちにする』のも

同じくらい大切な事だと思っているからです。

とは言え、

”そんなに高価なものじゃないから今回だけ特別に!”

と言い訳をして、 『予算を守る』というルールを破り続けていたら

そのルールは、あってもなくても、 どちらでもいいものになってしまい

何か値段の高い物が欲しいと思った時にも 自制が出来なくなって

”ちょっと高いけど、買ってもいいよな?いつも公私ともに色々と頑張ってるし♪”

と思うようになるかもしれません。

お金を管理するために作ったルールなのに、 守れなければ意味がないし

気付いた時には思った以上の金額を使っていた、 という事にもなりかねます。

お互いに納得のできるルール作り

うちの場合は私がケチで、夫は財布の紐がゆるめです。

お金に対する考えだけでなく価値観も違います。

私は目的を達成するためなら お金を使う事を控えるのが苦にならないタイプですが

夫は買えるの値段のモノなら   欲しいものは今すぐ買いたい、 というタイプの人です。

からしたら私の思考が理解できないようですが、 私からしたら夫の思考が理解できません。

こんな正反対な私達なので、 それぞれが好き放題やっていては 家計管理が難しくなります。

ですから、我が家は

『お小遣いの範囲内で買えるものは買ってもいい』

『食費はケチらない、食生活を楽しむ。』

というルールだけ決めました。

夫が電気を付けっぱなしにしていたり、 お水を無駄に使っていたら叱りつけますが

コストコでお値段の高めのチーズを 夫がカートに入れても何も言いません。

今のところはこれでうまくいっています。

夫婦(家族)とは言え、

血の繋がっていない赤の他人が 収入を共有して生活しているわけですから

『2人ともが納得できて、守れるルール』

があると家計管理がしやすいように思います。