そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

【子なし夫婦】カナダでもある!子供がいないことで、知らない人からされる口撃。

私達には子供がいません。

事情があり、子宝には恵まれませんでした。

 

私も夫もそれぞれ母性本能と父性本能が欠けているのか(?)

『子供が欲しい!』

と強く思った事も特になく、

私たちは今の生活に満足をしていますし、 幸せです。

 

でも、私たちの事情を知らない人からしたら

私たちは『子なし夫婦』としか映らないので、

可愛そうな人たち、と思われたり

気分の悪くなるコメントをされることが たまにあります。

 

他人からの余計なお世話、そして批判。

タクシーの運転手さんに

「結婚してるの?」

と聞かれたことがありました。

”なんで赤の他人にこんなこと聞かれなあかんねんやろ?”

と思いつつも、

「はい」

とだけ答えると、

「子供は?」

と聞かれました。

「いません。」

と答えると、

「あんたらみたいな夫婦は自分勝手な人間や!子供産みなさいよ!」

と批判されました。

このタクシーの運転手さんには 上は大学生、下は5歳まで、

5人のお子さんがいらっしゃったようで、 それをとても誇りに思っていたようです。

 

運転手さんは『5人の子供を育てている自慢話』だけでなく

『子供がいない夫婦がいかに自分勝手か』

という持論を語り始めたので 我慢できなくなって

 

「あのね、あなたが子供がいない夫婦に対してどう思おうと勝手ですが、

世の中には単に子宝に恵まれなかった人たちっていうのが存在するんですよ。

そして、私もその人たちの一人なんですよ。

5人もの子宝に恵まれたあなたには分からないでしょうけど。」

 

と言うと、 運転手さんは気まずそうな顔をして

 

「そういう事情のある人たちは別です。」

 

と呟き、この話題は終わりました。

 

カナダでは、 スーパーで顔見知りになったレジの人とか

顔見知り程度の人たちに

「結婚してるの?」

と聞かれることがあります。 (あくまで、私の経験上ですが。)

「はい」

と答えると、99%の確率で

「子供は?」

と聞かれます。

 

これらの質問に答えることに別に抵抗はないので、 いつも簡単に答えています。

でもね、

「あ、そうなの。」

では終わらないんですよ、大抵の人が!

タクシーの運転手さんみたいに

「なんで子供がいないの?結婚したのに子供がいないなんて結婚した意味は?」

とか、やたらとお節介な事を聞いてくる人がいます。

 

こうなると私は適当に話をはぐらかし、 その場を退散します。

『幸せ』かどうかは本人にしか分からない。

私も夫も友達や職場の人から

「結婚してるのに子供おらんの?」

と聞かれることがあります。

私に聞いてくる人は

「旦那さんはそれでいいの?ほんまは旦那さん、子供欲しいと思ってるんちゃう?」

と言い、夫は夫で

「えー?普通、女の人って子供欲しいもんなんじゃないの?

奥さん、本当は子供欲しいんちゃう?」

と言われるそうです。

こういう話をお互いに報告し合っては、 苦笑しています。

 

つい最近、夫が職場の人に

「うちの娘、『I think I have a sweet tooth! I need to get rid of it.』て言って

必死にsweet toothを探してて、その姿がめっちゃ可愛かってん!

※sweet toothを直訳すると『甘い歯』なのですが

sweet tooth=甘党と言う意味で使われています。

この女の子は自分が甘いものが大好きなのは

sweet toothがあるからだと思い込んでいたみたいで、

その歯を抜けば甘い物を欲さなくなると信じていたみたいです。

でも、お前には子供がおらんから、子供のこんな可愛い姿を見ることもできへんし

子育てを通して貴重な体験をすることもできへんねんなぁ。」

と言われたそうです。

 

確かに。

 

子育て奮闘中の友達のSNSを見たり

メールをしたり話したりしていると、

『私は妊娠出産、子育てという貴重な体験をできへんかったなぁ。』

と、正直思います。

 

そう思うのですが、

だからといって 現状に不満を持ち始めたりすることもないし、

子供が欲しくてたまらない!と 思い始めたりするわけでもないので

私は今の人生で満足しているし、 幸せなのです。

 

私には子供がいないので、

子供を持つことで得られる幸せについて語る事はできませんが

子供がいなくても幸せな生活を送る事はできるわけで

子なし夫婦には子なし夫婦であるメリットがあるものです。

 

子供がいる方は『子供がいる人生』の中で幸せを見出し、

子供がいない方は『子供がいない人生』の中で幸せを見出せばいいことなのです。

 

私と夫は子宝に恵まれなかったので、

『子育て』という貴重な体験はしそびれましたが

子供がいないからこその貴重な体験ができると思っています。

 

自分のおかれている状況で、いかに楽しめるかが大切ですよね。