そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

突き放すことも、愛情。

私の義父はお金に関してとても厳しい方です。

それもなぜか、うちの夫には特別厳しいようです。

夫の他の兄弟には頼まれれば援助してあげているようなのですが

うちの夫には援助することを頑なに拒みます。

 

夫は援助を断られる度にガッカリしていますが

それは、援助を受けられなかったことに対してではなく

他の兄弟と平等に扱ってもらえない事に対して

ガッカリしているように見えます。

 

もし義父に金銭的に余裕がなくて

夫に援助してあげたくてもしてあげられない、とかならともかく

義父はかなり裕福なんです。

だからこそ、私は落ち込む夫を見る度に

”なんで夫にはこんなに厳しいんやろう。”

と思います。

 

でも最近では

義父は夫の事を信頼しているからこそ、

夫ならどうにか乗り越えられると思っているからこそ

敢えて突き放しているんだろうなと思えてきました。

 

うちの両親は特別裕福ではありませんが

「もし援助が必要な時には言ってきて。」

と言ってくれます。

私には子供がいないので『親心』というものがよく分かりませんが

多分、親というのは自分が助けてあげられるのなら

助けてあげたいと思っていると思うのです。

でも義父は、 夫に援助してあげられる余裕があっても 敢えて突き放します。

これって、究極の愛情なんじゃないかなぁ?って思うんですよね。

ちなみに夫は

「〇〇ドル頂戴!」

とお願いしているわけではなくて

「〇〇ドル、貸してくれへん?」

とお願いしているようなんです。

借りたお金はきちんと義父に返すのを前提でお願いしているだけに

断られる度に

”なんで俺の他の兄弟にはお金をあげるのに、俺には貸すことすら拒否するわけ?”

と思うようです。

 

義父が夫に金銭面に関して厳しいのは今に始まった事ではなく

夫が小さい時からのようなのですが、

夫の年の離れた兄弟たちには昔から 求められるたびにお金を渡していたようで

その結果、彼らはどことなく頼りなく

あまり自立できていないように思います。

義弟にいたっては、

「もうすぐ俺の誕生日やから、早めの誕生日プレゼントくれへん?

現金がいいな♪」

などと夫にメールをしてきます。

笑えるのが、

義弟のお誕生日の1週間後が夫のお誕生日なんですよ。

自分はもらう気満々やけど、兄にプレゼントを渡す気は一切ない義弟です。

それとか、友達と行ったレストラン先から

「今レストランなんやけど、今月お金ピンチやからここの支払いできそうにないねん。

お金送金してくれへん?」

とメールしてきたりね。

義両親から毎月のように生活費の援助を受けているにも関わらず

それでも足りず夫にまで要求してくる義弟。

今後、どうなっていくのか心配でたまりません。

 

 

まぁ、夫は援助を断られる度にガッカリして

この世の終わりみたいな表情をしますが、

義父からお金を借りられなくても

これまで何度も苦難を乗り越えてきたので

これからも大抵の事はどうにかなると思っています。

夫は本当に切羽詰まった時にしか義父に援助のお願いはしませんが

『いざという時は親に頼ればいい』

と思って生きているよりかは

『自分でどうにか乗り越えないと!』

と思って生きている方が

後々自分のためになるんじゃないかな?って思います。