私の夫は何でも食べてくれるし
見た目の悪いというか不思議な日本食(海苔の佃煮、こんにゃく、納豆とか)を
私が食べていても
イヤそうな顔をするわけでもなく、むしろ
「ちょっと食べてみたい。」
と勇敢にも味見をしたいと申し出てきます。
でも、私がお食事と共に緑茶を飲むのがどうしても理解できないようで
「ゴハンと一緒に緑茶なんて、おかしすぎるやろ!
みんなから変な目で見られるで!」
とおかしなコメントをしてきます。
みんなってどのみんな?って感じです。
そんな私のお食事タイムを邪魔しながら夫が作っていたものがこちら。
器に入っているのはこちらです。
シリアルとよく分からない不気味な食べ物です。
この二つとお砂糖を器に入れ、少しお湯をかけたら完成です。
「シリアルやのに何で牛乳じゃなくてお湯なん?」
と聞くと、
「牛乳は冷たいやんか。」
と夫。
「それなら牛乳を温めたらいいんちゃうん?」
と言うと、
「そんなんおかしいやろ!」
と夫。
こんなくだらない口論をしていたら突然夫が
「これ、日本で売り出したらみんな絶対買いに来るで!
めっちゃ行列できる人気店になっちゃうわー♪
店内は英語オンリーやから(←夫は日本語が話せないので店内は日本語禁止らしいです。)
日本人の皆さんは
英語のネイティブスピーカーの俺と英語を話す練習までできるし
お店が繁盛する事間違いないわー!」
と興奮気味に語り始めました。
そんな夫に私は、
「残念やけど、この不思議な食べ物は日本人にはきっとウケへんから
申し訳ないけど、開店した日に即倒産やと思うで。」
と言うと、
「そんなわけないやろ!
『定休日なんて設けないで、毎日朝から晩まで開けてください!』
っていうリクエストが殺到するわ!」
と強気に言い返してきました。
店内で日本語禁止、それを『ネイティブスピーカーと英語を話すことができるお店』という
自分に都合のいいように、でもお店のセールスポイントにもなるように
アイデアを出すところがさすがというか、呆れるというか。
私は食わず嫌いが激しい上に
食の好みも偏っているので
味見をしてみようという気にもなれないのですが、
もしかしたら夫の言うように
日本人ウケする美味しい食べ物かもしれませんね。