そらまめの、つぶやき。

思った事、感じた事、その他もろもろ。~ただ今、英語の勉強中。~

【理想と現実】とりあえず、理想を手放す。

  • 自立している自分でありたい。
  • 強くありたい。
  • 大らかでありたい。

などなど。

【理想】はあるのですが、
理想と現実の乖離が激しくて
何年も、苦しみました。

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日本にいる時は、
そこそこ自立していたと思うんです。

天職だと思える仕事に就けていた上に、
ある程度の収入がありました。

子供の頃から
結婚願望がなかったこともあって、

『私は一生一人で生きていける。』

そんな風に思っていました。

だけどカナダに来てからは、
真逆の人生となりました。

収入はガタ落ちしたし、
英語がヘタクソすぎて
やりたい仕事に就くどころか

『どの仕事なら、私の英語力でも大丈夫そうか?』

を基準にして
仕事を探していたような有様でした。

言葉の問題で
コミュニケーションが取れなくて、
日本で暮らしていたら
出くわさないようなトラブルに見舞われた事も
一度や二度ではありません。

「あなたの英語がヘタクソすぎて、言っている意味がわからない。」

そう言われたこともあります。

「そうなんです。英語の勉強中なので。」

と、笑って対応できるくらい
強く、大らかな自分で在りたかったけれど、
実際はとても繊細で

『毎日勉強しているのに。話す練習もしているのに。』

と落ち込み、
一人涙を流したこともありました。

こんな日々が続いて
自分一人では
何もできないような気になってしまい、
どんどん自信を失い

『夫がいないと生きていけない。』

そんな風に思うようになりました。

それでも、
【自立している自分でありたい】という願望が
常にあったので、
夫にガッツリ依存することは
なかったように思うのですが、
自立しようと奮闘しているのに
全然自立できなかったので、
その現実に絶望して、苦しんでいました。


だけど、ある時気付いたんですよね。

理想は理想、
現実は現実だということに。

理想に近付くために
できる事をやっていても、
そう簡単には変われないわけですから
現実の自分をまず受け入れて、
認める必要があったんですよね。

そう、気付いたくらいの時に
勤めていた職場が閉店することになりました。

失業保険を貰えるようにと、
オーナーさんが解雇扱いにしてくれたので、
これを機に夫に

「英語で働くのがしんどい。
カナダ生活も、しんどい。
だから、失業保険がもらえる間は休みたい。」

そう、お願いしました。

夫は、
私が専業主婦にだけは
なりたくないという事を知っていたので、
ここまで私が追い詰められている事に驚いたようで
私のお願いを受け入れてくれました。

私は、
【強くありたい】
【経済的に自立したい】
という理想に近付くために
行動する事を一度手放して
休むことにしました。

そしたら、
勉強をしたい事が見つかって
ゆくゆくは仕事にしたいので、
今もそれを勉強中です。

やりたい仕事に就けない、
そんな悩みからも解放されました。

そうそう、
強さに関しては
捉え方が変わりました。

何事にも耐えられることが
強さだと思っていたのですが、
しんどい時はしんどいと
助けを求めることができる事が
真の強さなのだと今は思っています。

【理想に近付くため】とは言え、
無理して振舞うと
ただただしんどいだけですね。