※ここでいう【仕事】とは、お金を稼ぐ事を意味しています。
専業主婦だって立派な仕事だと思いますが、
お金を稼ぐ職種ではないという意味で、仕事とみなしていない事をご了承ください。
私は某疫病をきっかけに専業主婦となりました。
夫は手に職をつけていて、
しかも人様と関わらずにできる職なので
夫が働きに出てくれるようになりました。
その当時は車が2台あったので、
「私も働きに出ようか?」
と夫に提案してみるも
「いい。俺が働くから。」
の一点張り。
それまでは、私があまりやりたくない仕事を取ってきては
私を巻き込んでいたのに。
こうして私は仕事とご縁が切れていき、
一方夫には色んな所からお仕事の依頼が舞い込むという
不思議な事が起き始めました。
夫に舞い込んできた仕事依頼の一つくらい
私にできるものがありそうなのに一つもなかったんですよね。
それもまた不思議な事の一つです。
この頃から私は
『夫はもっと自分のスキルを活かしてお金を稼ぐ必要がある。』
『私は、【お金=自分の価値】という思い込みを壊す必要がある。』
という事を感じ始めました。
私は結婚してから自分の独身時代の貯金をかなり使ったんですよね。
車を買ったりマイホームの頭金を払ったり、
月々の支払が苦しい時には
自分の独身時代の貯金から補填をしていました。
その当時は
『自分のためでもあるから。』
そう思いながら貯金を切り崩していたのですが
本当は違ったんですよ。
心の底では思ったように稼ぐ事ができていない自分への苛立ちや、
【稼ぎが少ない=無価値】と思い込んでしまっていたところがあったから
この無価値観を埋めるために
自分の貯金を切り崩すという行動を取っていたのだと今は思います。
夫は私と結婚した時貯金はゼロで
それでもマイカーもマイホームも手に入れ、
そんな夫を見てその度に
『マイカーとかマイホームを買うために貯金をしないといけないというのは思い込みか。』
と、驚いたのを今でも覚えています。
と同時に、思い込みや固定概念が崩れた嬉しさもありました。
こんな風に私は
自分の貯金を切り崩すことで
自分の無価値観を埋めようとしていたわけですが、
こんなことを続けていたのですから
当然ながら貯金は底を尽き始めてきて
ついには切り崩せなくなってしまいました。
しかも夫からは
「働きに行かなくていい。」
と言われる始末。
私は仕方なく専業主婦を始めたわけですが、
ここで私は大切な事を学び始めました。
長くなってきたので次に続きます。